一人のプレミアムクラス

北海道から帰りの新千歳→神戸便、プレミアムクラスの乗客は私一人であった。私が乗らなければプレミアムクラスの応対をする事もなかったのだろうし若干申し訳ないような気持ちもしたが、CAさんはみんな雑談してて暇そうなので少し救われた。お弁当の穴子ご飯は北海道を実感する冷たさだった。出発前にラウンジで飲んだサッポロクラシックが恐ろしく美味く、もう酒を飲まなくても良かった気分だったが、なんか飲まないと勿体無いような気がしてスパークリングワインとエビスを飲んだ。ビールはなんでも良かったが、和食にはエビスという自分の中のセオリーが感情より優先した。本当は2杯目はトマトチューハイがよかった。プライムビデオでなんとなしにコンフィデンスマンJPプリンセス編を見ながら過ごしていたらあっという間に神戸空港だった。長澤まさみはいい。いつも姫路あたりで旋回して空港には西から突っ込んでいくイメージだったけど、この日は空港を通り越してもう一回旋回して東から着陸した。着陸寸前にあれは須磨だ長田だあの辺は和田岬だその先は川崎重工だなどと目まぐるしく神戸の景色が移り変わるのが好きだ。夜はほとんど見えないけど。

泊まりの出張は気楽でいいけど、待っている妻子は地獄を味わっているからなるべく避けるようにしている。もう子供が大きい人、一人っ子の人や子供がいない人は小さい子供二人を一人でお風呂に入れるという完全な無理ゲーをわからないし、私がそれを理由に出張に行くのを躊躇っているなど思いもしないだろう。

日記に何を書いても最後は生活の不安要素に行き着いてしまうのは良くない。f:id:dmackerel:20220203215730j:image